有限会社ダック 
A1やA2のような大きいサイズの書類をスキャンする方法は複数あります。それは、スキャナーをレンタルする方法やスキャン代行業者へ依頼する方法、または、A2サイズ以上のスキャン機能を兼ね備えたスキャナーを購入する方法です。これら３つの方法について詳しく説明します。この記事を読むとあなたのニーズに合った方法が分かります。
スキャナーを購入する
専用のスキャナーを購入すれば、いつでもすぐにスキャンできるようになります。スキャナーの購入を検討するときはスキャンする書類の種類と、スキャンする頻度を考慮しましょう。A2サイズ以上の書類に対応したスキャナーは一般向けには流通しておらず生産台数も少なく１台で数百万円以上するものもあります。そのため、費用対効果を考えると頻繁にスキャナーを利用しない場合は他の方法を選択したほうが良いでしょう。
スキャナーの購入を検討する場合、選択するスキャナーによって解像度やスキャンスピード、スキャン可能なサイズなどは様々です。解像度とはスキャンデータの品質に影響するもので、スキャンスピードとは各ページのスキャンにかかる時間です。何をスキャンしたいかによって満足するスキャンデータの品質を得るために必要な解像度は変わります。また、A1やA2サイズの製本図面を高速スキャンするならフラットベッドスキャナーよりもオーバーヘッドスキャナーを選択した方が良いでしょう。オーバーヘッドスキャナーは製本図面を台の上に置いたままページをめくりながら、原本を傷めずスムーズにスキャンできます。
さらに、スキャナー本体の機能に加えて、スキャンデータを効率的に管理するために利用可能なソフトウェアアプリケーションの機能にも注目しましょう。アプリケーションの機能は簡単なものから、毎日大量にスキャンを行うオフィス向けに対して特別に開発されたものなどさまざまです。
スキャナーを借りる
大きな絵画や地図、ポスターなど、その他大きいサイズのスキャンを定期的に利用する必要がある場合は大判スキャナーのレンタルを検討してみましょう。大判スキャナーを貸し出している多くの業者はスキャナーを購入する金額よりもはるかに安く貸し出しています。その料金は搬入費などの初期費用やレンタル代などで数万円程度です。大判スキャナーを利用する頻度によってはスキャナーのレンタルは経済的な選択になります。
大判スキャナーをレンタルするメリットは価格だけではありません。大半のレンタル会社は、高い解像度を持つ高性能なスキャナーと、スキャンしたデータを簡単に管理できる便利なソフトウェアを提供しています。高性能な大判スキャナーは、非常に大きな書類や絵画などをすばやくきれいにスキャンし、最小限の労力で満足のいく成果を得られるでしょう。
さらに、レンタル会社の専用ソフトウェアを使用することで、スキャンデータをPDFやJPGなどの用途に適したファイル形式にして保存できます。そのため、ファイル サイズを縮小したり、面倒なデータ入力プロセスを自動化したり、また、印刷や電子出力用に送信する前に、明るさのレベル、コントラスト比、およびその他の画像設定を簡単に調整することも可能です。
大判スキャナーのレンタルは、高品質のスキャンサービスを頻繁に利用するけど、スキャナーを購入する資金がないという方にとって、理想的な解決方法のひとつです。それは、書類のスキャンにかかる時間を節約しながら、同時に費用を最小限に抑えることを可能にします。
スキャン代行サービスを利用する
スキャンの代行サービスとは、スキャンしたい書類をスキャン代行業者へ発送または持参して、要望に合った最適なスキャンを行うサービスです。最大のメリットとしてはプロに依頼するのでセルフで行うよりも素早くきれいに仕上がるということです。また、スキャンの代行サービスを利用することで、スキャンを依頼する側は主要な業務に対してより集中でき、スキャンの業務に時間を割かなくて済みます。そのため、依頼する内容や業者によっては最も費用対効果の高い方法にもなり得ます。
依頼内容に最適なスキャン代行業者を判断するには、さまざまなスキャン代行業者の中から探して選ぶ必要があります。スキャン代行業者を検討する場合、かかる費用は考慮すべき重要な要素の 1 つでしょう。加えて、スキャンにかかる所要時間、スキャンデータの出力形式、品質保証の手段、機密データが含まれる書類を保護するために使用するセキュリティ施策などについても評価し判断する必要があります。
スキャンの代行サービスを利用して得られるスキャンデータの出力形式の種類は、一般的には、TIFF、PDF、JPEG、または PNG 画像が含まれます。なかには、CAD 図面などの特殊なファイル形式に対応している業者もあります。 スキャン代行サービスの利用は絵画１作品や製本図面１冊から対応してくれる業者もあるので、頻繁に大判スキャンを必要としない人にとって最もおすすめの方法です。さらに、納期や品質など要望に対する柔軟性も高いのでまずは相談してみることをおすすめします。
