破損図面も安心!製本図面を傷めず電子化するスキャン技術

建築や設計の現場では、長年にわたって蓄積された貴重な図面が数多く存在します。しかし、これらの図面は時間の経過とともに破損や劣化が進み、重要な情報が失われる危険性があります。そこで注目されているのが、製本された図面を傷めることなく電子化できる最新のスキャン技術です。

従来のスキャン方法の課題

一般的な平面スキャナを使用する場合、製本された図面を平らに押し付ける必要があり、古い図面や破損している図面にとって大きな負担となります。特に経年劣化が進んだ図面では、強い圧力をかけることで紙が破れたり、折れたりする恐れがあります。また、製本の綴じ部分が影になってしまい、重要な情報が読み取れなくなることも珍しくありません。

さらに、厚みのある製本図面の場合、スキャナの蓋を完全に閉めることができず、光が漏れて画質が低下する問題もあります。これらの課題により、貴重な図面の電子化を諦めざるを得ない状況が数多く発生していました。

非接触スキャン技術の革新

最新のオーバーヘッドスキャン技術では、図面に一切触れることなく高品質な電子化が可能になりました。この技術の最大の特徴は、図面を自然な状態で開いた状態でスキャンできることです。製本の綴じ部分による影の問題も、専用の照明システムにより解決されています。

book2netFLASHをはじめとする専用装置では、高性能な撮影装置と精密な照明システムが組み合わされており、図面の細かな線や文字まで鮮明に読み取ることができます。破損した部分や色褪せた箇所も、適切な露出調整により可能な限り復元して記録されます。

破損図面への配慮

特に注意が必要な破損図面に対しては、さらに慎重なアプローチが取られます。図面の状態を事前に詳しく確認し、最も安全な方法でスキャンが実施されます。ページをめくる際も、上向きのままめくることができ紙への負担を最小限に抑えられます。

また、破れや欠損がある部分については、複数の角度から撮影することで、可能な限り情報を補完します。このような配慮により、これまで電子化が困難とされていた古い図面や破損図面も、安全に保存できるようになりました。

電子化後の活用メリット

図面を電子化することで得られる利点は数多くあります。まず、原本の劣化を防ぐことができ、将来にわたって情報を保持できます。デジタル形式であれば複製も容易で、複数の部署や関係者との共有も簡単になります。

検索機能を活用すれば、膨大な図面の中から必要な情報を素早く見つけることができます。また、拡大表示により細かな部分まで確認でき、設計の詳細な検討や品質管理にも役立ちます。さらに、災害や事故による図面の紛失リスクを大幅に軽減できることも重要な利点です。

専門技術による安心のサービス

製本図面の電子化には、専門的な知識と経験が欠かせません。図面の種類や状態に応じて最適なスキャン条件を設定し、高品質な電子ファイルを作成するためには、熟練した技術者による作業が大事です。

弊社では、book2netFLASHという高性能なスキャナを使用した非接触のスキャンサービスを提供しており、お客様の大切な図面を安全かつ確実に電子化いたします。破損した図面や古い製本図面でも、適切な技術と細やかな配慮により、可能な限り高品質な電子化を実現します。

貴重な図面資産の保護と活用をお考えの際は、ぜひ専門のスキャンサービスをご検討ください。長年蓄積された知識と技術の宝庫である図面を、次世代に確実に残すためのお手伝いをいたします。

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