有限会社ダック 
未来に伝えるために、今できること
博物館や資料館、図書館、蔵等に収蔵される歴史的資料や文化財は、時代を超えて知識や文化を伝える貴重な財産です。しかし、それらの資料は時間の経過とともに劣化し、災害や管理上の課題によって消失の危機に晒されています。限られた収蔵スペースや予算の中で、膨大な資料を適切に管理し、活用しながら未来へと継承することは、多くの館で共通する課題となっています。
私たちは、博物館・資料館等の皆様が抱えるこうした課題を解決するため、最新のデジタル技術を駆使した保存・管理・活用のソリューションを提供しております。紙媒体、映像、音声、フィルム、アナログデータなどを高精細なデジタルデータに作り替え、安全に保管することで、未来の研究や展示に活かせる形での資料継承を可能にします。
デジタル保存の重要性
1. 劣化・損傷からの保護
紙やフィルムは時間の経過とともに劣化し、カビ、湿気、日焼け、虫害などによって損なわれる可能性があります。特に、戦前や戦後間もない時期に作成された資料は、酸性紙の影響で急速に劣化することが知られています。デジタル化することで、オリジナルの状態を忠実に再現しながら、半永久的に保存が可能になります。
2. 災害や紛失のリスク回避
地震や火災、水害などの自然災害の影響で、多くの貴重な資料が消失した事例が数多く報告されています。さらに、盗難や紛失といった人的リスクも資料の消失につながる要因となります。デジタル化したデータをクラウドやバックアップサーバーに保存することで、万が一の事態に備えることが可能です。
3. 検索・閲覧の利便性向上
アナログ資料の管理では、特定の資料を探すのに時間がかかり、保管場所の確保にも苦慮します。デジタル化により、タグ付けやメタデータを活用した検索機能を搭載することで、必要な情報を即座に取得できるようになります。
4. 共有と活用の幅が広がる
デジタル化した資料は、オンラインでの共有が容易になり、研究機関や教育機関、一般市民と情報を共有できます。展示会や学術研究、教育プログラムなど、さまざまな場面で活用することが可能になります。
5. 収蔵スペースの最適化
物理的な保存には限界があり、新たな資料の受け入れが困難になることもあります。デジタル化によって保存スペースを削減し、より多くの資料を適切に管理することが可能になります。
弊社のデジタル保存サービス
弊社では、博物館・資料館等の皆様のニーズに応じたデジタル保存ソリューションを提供しております。
1. 高精細スキャン・デジタル化
最新のスキャナーやカメラを使用し、紙資料、写真、フィルム、音声、映像などを高精細デジタルデータとして保存します。色補正や傷修復処理を施し、原本の品質を忠実に再現するデジタルアーカイブを作成します。弊社の最新のスキャナーは国会図書館に導入されている同機のオーバーヘッドスキャナーです。
2. クラウド保存・バックアップ
安全なクラウドストレージを活用し、データを長期保存できる環境を提供します。複数のバックアップを設定し、データ消失のリスクを最小限に抑えます。
3. データ管理・検索システム
ユーザーのデータベースシステムに対応し、デジタル化した資料を整理・管理できるようにします。タグ付けやOCR（光学文字認識）を活用した検索機能により、必要な情報を素早く見つけることが可能です。
4. アクセス制御・セキュリティ対策
機密性の高い資料や個人情報を含む記録については、アクセス制限を設定し、権限のあるユーザーのみが閲覧できるようにします。暗号化技術を用いたデータ保護も万全です。
5. カスタマイズ対応
お客様のニーズに応じて、特定のフォーマットや管理システムに対応したデジタル保存プランを提案します。アーカイブの目的や利用形態に合わせた柔軟な対応が可能です。
導入事例
弊社のデジタル保存サービスは、博物館・資料館等で活用され、多くの資料の保護と活用に貢献しています。
- 市立図書館：江戸時代の文書・絵巻物の高精細デジタルアーカイブ化
- 地方資料館：戦災を免れた古写真や戦前の新聞記事や古地図、図面のデジタル化
- 地域歴史館：災害アーカイブとして地元の震災記録や住民の証言資料の保存
大学・博物館・資料館・図書館の皆様へ
「膨大な資料をデジタル化したいが、どこから手をつければいいのかわからない…」
「限られた収蔵スペースを有効活用し、管理をスムーズにしたい…」
「貴重な歴史的資料を未来の世代に伝えるために、適切な方法で保存したい…」
このようなお悩みをお持ちのご担当者様は、ぜひ弊社にご相談ください。
お問い合わせ・ご相談
デジタル保存についてのご相談は、弊社ウェブサイトまたはお電話にて受け付けております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
未来へつなぐ、大切な記録。私たちとともに守りませんか？
